2020年から小学校でプログラミングが必修化するのはなぜ?本当に必要なの?

そんな疑問にお答えします。

当記事を読めばなぜ小学校でプログラミングを必修にする必要があったのか、本当に必要なのかがわかります。

 

元プログラマーで一児の父のなしばです。プログラミングがどれくらい難しいのか、どのような場面で役に立つのかはよく知っています。

疑問くん
みんなプログラマーになりたいわけじゃないのにプログラミングを勉強する必要があるんですか?

確かに、プログラミングの知識なんて将来プログラマーになりたい人以外は使わないんじゃないかと思われがちですが、プログラミング能力そのもののではなく、プログラミング的思考力の育成や情報社会の中でコンピュータがどのような場面で活用されているのかといったことを学ぶことが大切なんです。

当記事では、小学校でプログラミングを必修化するのはなぜなのか、プログラミング的思考とは何なのかについて解説していきます。

小学校でプログラミングを必修化するのはなぜ?

冒頭でも説明した通り、2020年から小学校で必修化される狙いとして、文部科学省のホームページに次のように記載されています。

出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/content/20200210-mxt_jogai01-100013292_01.pdf)

プログラミング言語でコードを書いてプログラムを開発する技能の習得はあくまで副産物であり、プログラミング教育の主目的ではないということが書かれています。

プログラム的思考とは

プログラム的思考とは何なのかについても、文部科学省のホームページに次のような記載があります。

プログラム的思考とは
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

 

わかりやすくすると、自分がやりたいことを実現するにはどうするのが効率良く最適なのかを論理的に考える力ということになります。

 

優秀なプロのプログラマーは、いかに短く少ないソースコード(プログラミング言語で書かれた、コンピュータプログラムを表現する文字列)でプログラムが意図した動作を効率良く動くようになるかを考えながらプログラミングを行います。

一方で、あまり優秀ではないプログラマーは、「とりあえず思った通りに動いてくれればいいや」というような考え方で、プログラムの効率が悪く、処理に時間がかかってしまっても動いていれば良いと考えて、プログラムをより効率良く改善していくという意識が低い場合が多いです。

この「いかに効率よく最適に目的を達成できるか」を考える力はプログラミングだけに限らず、あらゆる日常生活で必要になる能力です。

 

根性論的な考え方から論理的な考え方へのシフト

若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざからもわかる通り、これまでの日本は物事を効率的に達成するという考え方よりも、どちらかといえば時間や労力をかけて達成するという根性論的な考え方が主流でした。

しかし、情報社会の進歩により、時間や労力をかけるだけでは世界との競争で勝ち抜くのは難しくなってきており、日本でも根性論的な考え方を改めて、より少ないコストで効率よく目的を達成するための論理的な思考力が求められるようになってきています。

今回の小学校のプログラミング必修化は、今後の世界との競争で生き抜くために、この根性論的な考え方から論理的な考え方にシフトするための施策の一環ということになります。

まとめ

今回は小学校でプログラミングが必修化されたのはなぜなのかを解説しました。

小学校では本格的なプログラミングを学ぶのではなく、あくまでプログラミング的な思考力を身に着けるための考え方を学ぶことになるので、「うちの子を将来プログラマーに育てるつもりはない!」という親御さんも安心してください。

 

とはいえ、今後ますます社会のIT化が進む中で、他業種に比べてプログラマーやシステムエンジニアの需要は増していくと考えられます。

また、プログラミングでゲームを作ったり、ロボットを動かしたりするのは、普通の勉強よりも楽しく、実践的で論理的な思考力を養うのに最適です。

興味のある親御さんは習い事の選択肢としてプログラミングをひとつの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

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