プログラミング教室で教材で使われているScratchって何なの?

そんな疑問にお答えします。

ゲームを作りながら学ぶプログラミングスクールでよく教材として使われている『Scratch』(スクラッチ)について、どういうツールなのか、個人でも利用できるのかといった疑問について本記事では紹介していきます。

Scratch(スクラッチ)とは

Scratchは、MITメディアラボが開発したプログラミング言語学習環境で、簡単な入力とマウス操作のみでプログラミングを行うことができる無料のツールで、世界中の子供たちの間で広く使われています。

現在、5200万以上のScratcher(Scratchを使用する人・Scratchのサイトに登録した人)が登録しており、5000万以上のプロジェクトが共有されています。

 

Scratchは世界中で、子供たちにプログラミングの考え方や基礎を学ばせるために使用されているほか、大人でもScratchでプログラミングの基本知識を学び、他のプログラム言語に進むための入門編としても使われています。

Scratchの特徴

Scratchは「10歩動かす」や「15度回す」、「終わるまでニャーの音を鳴らす」といった命令が書かれたブロックを組み合わせるだけで簡単に画面上のキャラクターを動かしたり、音を出したりといったプログラムを作ることができます。

プログラミングというと、英語みたいな難しい言葉をキーボードでタイピングしながら行うようなイメージがあるかと思いますが、Scratchはマウスでブロックをつなげていくだけで簡単にキャラクターを動かすプログラミングを行うことができるのが特徴です。

単純にブロックをつなげるだけでもキャラクターが動くアニメーションを作成できますが、「スペースキーが押されたとき」や「このスプライトが押されたとき」などのイベントをプログラムを動かすためのトリガーとして定義してあげることで、様々なキーやマウス操作でキャラクターを動かすゲームを作ることができます。

チュートリアルが豊富

Scratchにはアニメーションやゲームなど、カテゴリ毎にチュートリアルが豊富に用意されており、動画の説明を見ながらプログラミングをすることで、ツールの使い方を理解していくことができます。

日本語の説明動画もありますが、世界中で使われているツールなので、音声が英語で日本語字幕が表示されていたり、中には音声も字幕も日本語ではないものがあります。

オンライン/オフラインどちらでも使用できる

ScratchはGoogle ChromeやFirefoxなどのインターネットブラウザ上のオンラインエディター上でプログラミングができるため、パソコンに余計なファイルをダウンロードしたりすることなく、インターネットにつながる環境があれば誰でも無料で使用することができます。

また、オンラインエディター以外にも、Windows/Macのパソコンにダウンロードして使うことができるオフラインエディターも用意されており、こちらは一度ダウンロードすればインターネットに繋がっていない状態でも使うことができます。

お子さんにパソコンで余計なサイトを見てほしくない場合は、パソコンにScratchをダウンロードしておき、インターネットに繋がらない状態でパソコンを渡してあげると良いでしょう。

サインインしてプロジェクトを共有できる

Scratchはブラウザでhttps://scratch.mit.edu/(外部サイト)にアクセスし、「作ってみよう」ボタンをクリックするだけでオンラインエディターが開かれるので、そのままプログラミングを行うことができます。

もちろんそのままでも利用することができ、作ったプログラムはパソコンにダウンロードして保存することで、後でまたそのプログラムを修正したくなったときに読み込んで続きからプログラミングを続けることができます。

 

ですが、Scratchにサインインしてアカウントを作ることで、作ったプログラムをパソコンにダウンロードせずにオンライン上に保存したり、Scratchコミュニティーサイト上で作品を共有したりすることができるようになります。

いちいちダウンロードせずにオンライン上に保存できるだけでもかなり便利ですし、他にもアカウントを作成するとできるようになることが多いので、本格的に利用する場合はアカウント登録を行うことをおすすめします。

Scratchをプログラミング教育に活かすコツ

Scratchは適当にブロックを組み合わせてキャラクターを動かしているだけでは、楽しいだけのおもちゃになってしまいます。

Scratchを教育に活かすコツは、お子さんにどういうものが作りたいのかという目標を最初にしっかりと決めさせることが大切です。

作りたいものが決まっていれば、お子さんは自分が作りたいものに対してどのようにブロックを組み合わせれば思った通りに動くのか、うまく動かない場合は何が間違っているのかといったように、問題点や解決方法を自分で考えるようになります。

また、どうしてもお子さんがわからないことがある時は、答えをそのまま教えるのではなく、なぜ動かないのか・どこがおかしいと思うのかお子さん自身の想定を聞いたうえでヒントを与えてあげるのが良いでしょう。

そうすることで、自分がわかっていない事を整理して質問する力と、自分で最後まで考え抜く力をつけることができます。

このように、Scratchは正しく活用すれば、次のような能力を伸ばすために活用できる有効なツールになります。

問題解決能力
論理的思考力
最後まで諦めない心

Scratchを有効活用して、プログラミング能力だけでなく、楽しくいろんなことを学んでいけるように工夫してみてください。

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